中古物件を購入する際のリスクと回避方法とは?

query_builder 2023/06/14 費用

不動産を購入する場合、中古物件も一つの選択肢として考えられています。しかし、中古物件には購入リスクが存在することも事実です。例えば、建物の老朽化や修繕歴、土地の問題、法律的な問題などが挙げられます。このようなリスクを回避するためには、購入前に十分な確認をすることが必要です。中古物件を購入する際の確認ポイントとしては、建物や土地の状態、修繕履歴、周辺環境、交通アクセスなどがあります。また、不動産会社の評判や信頼性も重要なポイントです。契約書についても、細かく内容を確認し、トラブルを回避するための取り決めを行うことが必要です。また、中古物件購入時には、ローンによる購入であれば、返済プランや借入金利にも注意が必要です。以上の点を抑え、慎重な選択をすることが、中古物件を購入するうえで大切なことです。

中古物件の購入リスクとは?

中古物件を購入する際には、いくつかのリスクが存在します。それらを挙げていきます。

1. リフォーム費用がかかること

中古物件は、新築物件に比べて築年数も古く、設備の老朽化や損傷が見られることが多いです。そのため、入居前にリフォームが必要となり、その費用は買主が負担することが一般的です。リフォーム費用を事前に見積もっておかないと、思わぬ出費になることがあるので注意が必要です。

2. 見えない建築・設備の問題

売主からの説明や、物件の内見だけでは分からない建築・設備の問題も存在します。例えば、水回りの配管の老朽化や、腐食した柱などがある場合、一見綺麗に見えても経年劣化により交換しなければならない場合があります。このような問題がある場合、購入後に買主が直すことになり、相当の改修費用が発生することもあります。

3. 土地や建物自体の問題

中古物件を購入する際には、その土地に関する問題もあります。例えば、地盤沈下や浸水被害が発生している場合、購入後に再度工事が必要となります。また、建物自体に問題がある場合もあります。例えば、耐震性能が低かったり、法律に違反している場合があります。

以上、中古物件の購入には様々なリスクが存在します。しかし、そうしたリスクを回避するためにも、物件を慎重に選定し、専門家の意見も参考にしつつ、購入前にはしっかりと調査を行うことが大切です。

中古物件の確認ポイントとは?

中古物件を購入する場合、以下の点を確認することが重要です。

1.築年数

中古不動産の場合、築年数が古くなっていたり、建物内設備が老朽化していたりする場合があります。ですから、年数を確認して、修繕やリフォームのためにいくらかかるのか調べておく必要があります。

2.建物内設備

エアコンやキッチン、バスルームなどの設備が正しく機能しているかも確認する必要があります。水の流れが悪かったり、換気が不十分だったりする場合、必要な修繕が必要になるかもしれません。

3.違法建築の有無

購入する前に、建物が法律で認められている建築物であるかを確認することは非常に重要です。建物の法律的な問題がある場合、買主はその問題に対処しなければならなくなるかもしれません。

一般的には既存不適格ということで必ずしも違法状態を解消しなければいけないということはありません。

中古物件の状態を把握するには?

中古不動産の購入に際しては、以下の方法により現在の状態を確認することができます。

1.購入前に専門家に相談する

建物の専門家やリフォーム業者に相談し、建物の状態を確認することができます。場合によってはホームインスペクションを利用するのも良いと思います。事前にそういった調査を行う事で購入前に改修費用がどれぐらい必要かを把握することができます。

2.物件の経緯を確認する

担当の不動産会社や売主から物件はどのような用途で使われていたのか、建物内の修繕履歴や改装の履歴があるかどうかを確認することができます。また、実際に使用している売主にヒアリングする事で、雨漏りや白蟻の害等、より正確な内容を知ることができます。

中古不動産の購入は、リスクが伴いますが、正確な情報を得ることで回避することができます。以上の確認ポイントを踏まえ、安心して決断できるようにしましょう。

不動産会社選びのポイントとは?

中古物件を購入する際には、不動産会社選びが非常に重要です。ただし、適切な不動産会社を選ぶには、以下のポイントが考慮される必要があります。

1. 信用性が高いかどうか

不動産業界においては、信用が重要な要素です。信頼できる会社を選ぶことで、物件選びや価格交渉などにおいて安心感を得ることができます。

2. 経験豊富な営業担当であるかどうか

適切な物件を見つけるためには、専門的な知識や経験を持った営業担当が不可欠です。知識や経験が豊富な営業担当であれば物件探しや価格交渉において効果的なアドバイスを受けることができます。

3. 引渡し後の対応

中古物件の場合、物件引渡し後に予期せぬ不具合が生じたりする事があります。そのような事が起こった場合でも親身に相談を受け、適切なアドバイスや処理をしてもらえる事が期待できる営業担当かどうかを見定めましょう。

4. 評判が良いかどうか

口コミや評判を確認することで、信頼できる不動産会社を選ぶことができます。評判が良い会社を選ぶことで、適切なアドバイスを受けることができ、物件選びや価格交渉がスムーズに進むことが期待できます。以上のポイントを考慮して、適切な不動産会社を選ぶことが重要です。

契約書の確認ポイントとは?

物件を購入する場合、契約書は非常に重要です。自分で良く確認しないと、後々大きなトラブルに発展することもあります。契約書にはどのようなポイントに注意したら良いのでしょうか。


➀売買価格・支払い条件の確認

 購入金額が違うケースはほぼ無いと思いますが、住宅ローンでの購入の場合ローン特約がついているか?、特約期限はいつか?を確認しましょう。

②解除期日の確認

 購入契約は締結したが、様々な事情で購入を断念せざるを得ない場合もあります。

 一般的には手付金相当額で解除となりますが、解除期日を過ぎると違約となりそれ以上のペナルティ金が課せられる場合があります。

 解除期日が設定されている場合、期日経過後のペナルティがいくらかを確認しておきましょう。

 *契約前の打ち合わせでは意外と取決めされておらず、契約時に知るケースが多い項目です。

③契約不適合責任

 物件引渡し後の建物等の不具合が起こった場合の補修責任が売側・買側どちらにあるかを明確にする条項です。

 不適合責任を売主が負わない契約の場合は引渡し後の補修責任は買主側にあります。

 建物の不具合以外の心理的要因(例えば建物内で火事や事件・事故がなかったか?)も確認事項に含まれていますので、注意しておきましょう。

④引渡し(残代金支払い及び所有権移転登記手続き)

 最終的に残代金を支払って物件を取得する日です。契約上の取引日迄に必要な書類や手続の準備をしておきましょう。


不動産売買をすることが初めての方は非常に多いと思います。契約内容の説明に関してはわからない事が多いのは当たり前です。

ご自身で不明な点や納得できない点がありましたら遠慮せずに質問をすることが重要です。

売買契約書の内容については、また別のブログで取り上げたいと思います。



以上のようなポイントに気をつけて、契約書を確認することが重要です。万が一トラブルが発生した場合に備えて、弁護士や司法書士に相談することも検討してみましょう。

中古物件購入時の注意点とは?

中古物件を購入する際には、いくつかの注意点があります。まず、物件の築年数や建物の状態を確認することが重要です。古い物件を購入すると、修繕やリフォーム費用がかかる場合があります。また、建物の構造なども確認し、耐震性や防火性の面でも問題がないかを確認する必要があります。

また、物件の周辺環境や建築基準法や宅建業法などの法律にも注意が必要です。周辺環境が不良な場合は、将来的に問題が起こる可能性があるため、良い環境であることを確認しましょう。そして、法律にも詳しくなることで、契約書や契約内容の理解がしやすくなります。

以上のように、中古物件を購入する際には、物件の状態や周辺環境、法律にも注目しなければなりません。そのため、専門家に相談したり、必要な情報を集めたりすることが重要です。中古物件を購入する際には、リスクがあるかもしれませんが、注意点を抑えて適切な対処を行えば、良い物件が手に入る可能性があります。

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株式会社光徳

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