不動産を買取る場合の実務を解説します
不動産の買取について解説します。不動産の買取とは、所有する不動産を買い取ってもらうことです。買取先は基本的に不動産会社となります。買取を選ぶメリットとしては、手間がかからず迅速に売却できる事、売却に関して売主側で行わなければならない作業を省略することができる事が挙げられます。一方、デメリットとしては買取価格が相場よりも低い価格となる点です。買取の手続きの流れは、まず不動産会社や買取業者に買取金額の算出を依頼し、金額が合意できれば契約を結びます。その後、必要な書類を整えて引き渡しを行います。依頼人にとって妥当な買取金額の提示を受けるためには、複数の業者から金額提示を受けることや、不動産情報を正確に伝えることが重要です。今回は株式会社光徳が実際に買取を行う場合の実務についてお話いたします。
お問合せから物件内覧
弊社(株式会社光徳)では買取を積極的に行っております。
物件査定や買取のお問い合わせは電話かメールとなりますが、どちらかというとメールが比較的多いです。
まず、物件の問い合わせがあった場合、まずは現地での物件調査と詳細なお話を聞く為に現地でお会いする約束をします。
*京都市内でタイミングが合いましたらお問合せ当日にお伺いするということも可能です。
さて、内覧日当日です。
現地にて売主様とお会いし、ご売却のご事情等のヒアリングをします。
物件の売却理由と査定売却・買取希望か否か等を確認します。
同時に対象物件の内部及び外部調査をします。(査定売却であっても買取希望であっても調査内容は特に変わりません)
調査内容としては、
①家屋内の間取り
②土地の大きさ(テープ測量)
③写真撮影
④ライフライン調査
⑤建物の構造
⑥前面道路と間口の関係
⑦越境状況
等を確認します。
おおまかな調査が完了しますと査定報告及び買取金額の提示を行う日時をお約束して解散です。
現地以外の調査
現地での内覧及び家屋調査の他に、対象物件の調査を行います。
主には、
①物件が再建築可能であるかどうか
②用途規制の調査
③ライフライン調査
④登記簿調査
また、物件の買取金額を提示する為の調査として
①近隣の売却事例
②公示価格・路線価格
③建物現価率
④相場調査
等を行い、最終的な金額の提示を行う為の書類を作成します。
買取金額の提示~売買契約、決済
買取査定の準備が出来上がりましたら再度売主様へのご報告をします。
その際に買取金額と査定金額の報告をします。買取金額は株式会社光徳が買い取る場合の金額ということになります。
買取金額で合意した場合は、売主様と株式会社光徳とで売買契約を締結する運びとなります。
売買契約書類は当社が作成します。
契約書には、売買価格・引き渡し日等々が記載されます。
*買取契約の場合は当社が買主となる場合、
■契約不適合責任免除
■動産類はそのまま
■境界立会無し
■ローン特約無しといった内容になります。
売買契約締結後、おおよそ一か月以内で決済をする予定となります。
決済日までに売主様は引渡しの為の準備をしていただきます。
決済日には銀行へ集合し、登記手続きの書類を整え、売買代金を振り込んで取引完了となります。
物件内覧から買取金額の提示(査定の報告)ですが、おおよそ2~3日で提示は可能です。(ただし、物件によります)
売買契約締結も金額の合意が得られますと、数日内で可能です。
決済は前述のように売買契約締結後1か月以内が一般的ですので、物件内覧から取引完了までは早ければ1か月半程度となります。
契約金額によっては契約・決済を同日で行うこともできますので、その場合はさらに早い決着ができます。
最後に
株式会社光徳では不動産の買取を積極に行っております。
特に京都市内に存在する京町家や再建築不可の物件、中古戸建の売買が得意です。
京町家に関しては改修事業も行っており、セカンドハウスや町家の簡易宿泊施設等への対応もしております。
売主様のご意向に沿った提案が可能となりますので、是非一度ご相談ください。