不動産売買のなしなしとは?売買契約のメリットデメリットや注意点を徹底解説

query_builder 2026/04/09
著者:株式会社光徳
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なしなし物件って、実はどんな意味かご存知ですか?「売主責任ゼロ」「境界未確認」「測量なし」といった、通常の不動産売買とは大きく異なる条件がそろう取引形態のことです。近年、こうした条件で取引される中古物件が一定数存在しているとも言われています。

『現況有姿』や『瑕疵担保責任免責』など、普段あまり聞き慣れない専門用語が並びますが、実際に契約を結ぶ際には、想定外の修繕費用や境界トラブルが発生しやすいことも事実です。特に、土地の境界が未確定のまま売買されるケースでは、後から追加の測量費用や登記費用が発生し、数十万円単位の出費に悩まされることも少なくありません。

また、「賃貸でよく聞く“敷金・礼金なし”とは何が違うの?」と疑問に感じる方も多いはず。実は、売買における“なしなし”は、住宅ローン審査が厳しくなったり、売主の修繕義務がなくなったりと、購入後の負担が大きくなるリスクが潜んでいます。

もし、「契約後にトラブルが起きたらどうしよう」「本当に費用は抑えられるの?」と不安に思っているなら、ぜひ最後までご覧ください。

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株式会社光徳は、不動産の売却や買取に関するサービスを安心してご利用いただけるよう、丁寧でわかりやすいサポートを心がけております。お客様の大切な不動産をスムーズに売却できるよう、経験豊富なスタッフが査定から契約、引き渡しまで一貫して対応いたします。市場の動向や物件の特性を考慮し、最適なご提案を差し上げることで、お客様のご要望に沿った取引を実現いたします。また、即時買取にも対応しており、急ぎの売却にも柔軟に対応可能です。信頼と実績を大切に、安心して任せていただける不動産サービスを提供いたします。

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不動産「なしなし」とは?完全定義と業界用語の真相

「なしなし」の正確な意味と売買契約での位置づけ

不動産売買における「なしなし」とは、売主が物件を現況有姿で引き渡し売主の修繕義務がなく境界や測量に関する責任も負わない状態を指します。業界では主に中古住宅や土地の売買契約時に用いられる言葉で、売主が一切の管理や補修を行わず、現状のままで売却するケースで使われています。

多くの場合、「なしなし」は下記3つの条件すべてを満たすことが一般的です。

  • 現況有姿引き渡し:建物や土地は現状のままで引き渡され、売主は現状回復や修繕をしません。
  • 売主の契約不適合責任(瑕疵担保責任)免責:売却後に見つかった不具合や隠れた瑕疵について、売主は責任を負いません。
  • 境界・測量未実施:土地の境界確定や測量は行わず、トラブルが生じても売主は対応しません。

この取り決めは、相続物件や長期間空き家となっていた土地などで多く見られ、売主の負担軽減や迅速な現金化を目的としています。ただし、買主がリスクを背負うため、契約書で条件を明確にし、内容を十分に確認することが不可欠です。

賃貸「なしなし」(敷金礼金なし)と売買版の違い

「なしなし」という言葉は賃貸でも使われますが、その意味は売買とは大きく異なります。賃貸での「なしなし」は、敷金・礼金が不要という契約条件を指します。一方、売買「なしなし」では、物件の状態や責任の所在に関する取り決めが主な内容となります。

下記の比較表で違いを整理します。

区分 意味 売主・貸主の責任 よくあるケース 買主・借主の注意点
売買「なしなし」 現況有姿・責任免責・境界測量なし 修繕・責任なし 相続物件、空き家土地 瑕疵や境界トラブルリスク
賃貸「なしなし」 敷金・礼金不要 通常通り 初期費用抑制物件 原状回復費・保証会社必須

売買では物件の状態そのものの責任が問われ、賃貸では初期費用が主な焦点となります。どちらも契約内容を細かく確認することが重要です。

敷金礼金なし物件の注意点と保証会社加入

賃貸の「なしなし」物件は、敷金や礼金が不要で初期コストを抑えられますが、注意すべき点が複数あります。

  • 原状回復費用の請求:退去時に通常以上の修繕費用を請求されるケースがあります。
  • 保証会社加入が必須:多くの「なしなし」物件は、保証会社の利用が条件となっています。保証料がかかる場合や、審査に通らないこともあるため事前確認が必要です。
  • 物件の管理状態:初期費用が安い一方で、設備や管理が十分でない場合があります。

主な注意点をリストにまとめます。

  • 退去時の費用負担を契約書で必ず確認
  • 保証会社の費用・審査条件を事前確認
  • 設備や管理状況を内覧時にしっかりチェック

これらのポイントを押さえておけば、トラブルを未然に防ぎ、安心して賃貸契約を進めることができます。

「なしなし」契約のメリットデメリットとコスト比較

メリット:手数料不要・スピード売却・柔軟交渉

「なしなし」契約は、一般的に不動産会社を通さずに売主と買主が直接やりとりする取引方法として認識されることが多いです。このスタイルの最大のメリットは、仲介手数料が不要な点です。通常、不動産会社を介した場合には物件価格の一定割合が手数料として発生しますが、「なしなし」ではこの費用を大きく節約できます。

また、売主と買主が直接交渉できるため、価格や条件の柔軟な調整がしやすいことも利点です。売却のスピードも、物件やタイミングによっては通常より早くなることがあります。特に、相続や空き家の処分など「早く処理したい」ケースにも適しています。

  • 手数料不要で売主・買主双方のコスト負担が軽減
  • 直接交渉で条件調整がしやすい
  • 早期売却が実現する可能性がある

これらの点で、費用を抑えつつ柔軟な取引を希望する方にとって有効な選択肢です。

デメリット:保証なし・ローン審査厳格化

一方で、「なしなし」契約には注意すべきデメリットも存在します。不動産会社が間に入らないため、第三者による保証やトラブル対応がありません。物件の状態や権利関係の確認、契約内容のチェックなど、すべて自己責任となります。

また、金融機関による住宅ローン審査が厳しくなりやすい点も見逃せません。物件の詳細情報や登記関係の不備、境界確定の不明確さがあると、ローンが通りにくくなるケースが増えます。加えて、現況有姿(現状渡し)での売買が多く、引き渡し後の修繕費が必要になることもあります。

  • 売主・買主ともにトラブル発生時のサポートがない
  • 契約・登記・測量などすべて自己確認が必要
  • ローン審査が厳格化しやすい
  • 引き渡し後のトラブルや追加費用のリスクがある

専門家(司法書士や測量士)への相談や、契約書の作成には特に注意が必要です。

なしなし物件の登録免許税・印紙税計算例

「なしなし」契約で発生する主なコストとして、登録免許税印紙税があります。下記のテーブルで、具体的な計算例をまとめます。

費用項目 内容 計算例(1,000万円の土地売買)
登録免許税 所有権移転登記に必要 土地:評価額×1.5%(例:15万円)
印紙税 売買契約書作成時に必要 契約金額1,000万円:1万円
司法書士報酬 登記手続きサポート(任意) 5万~10万円程度
  • 登録免許税は評価額や物件種別により異なります。
  • 印紙税は売買契約書の金額によって金額が変動します。
  • 「なしなし」契約ではこれらの負担が原則買主側に集中しやすいため、事前にしっかり確認することが大切です。

実際の取引では、これら以外にも測量費や境界確定費用が発生する場合もあります。全体のコストを把握した上で、慎重に契約を進めることが重要です。

「なしなし」売買で多発するトラブル事例と回避策

境界非明示・測量未実施の土地トラブル実例

「なしなし」売買では、土地の境界が明確でないまま取引が行われるケースが非常に多いです。たとえば、隣地との境界標が設置されていない、または測量図が存在しない状態で契約が進むと、引き渡し後に隣接地権者との境界線トラブルや越境問題が発生します。こうしたトラブルは、売主が測量や境界明示の手続きを一切行わないことが原因となります。特に相続物件や長期間未使用の土地では、現地確認を怠ることで後々の大きな紛争につながる可能性があります。

主なトラブル例を以下の表にまとめます。

トラブル内容 具体的な事例 回避策
境界不明 隣地との境界標未設置 現場立会いの実施、測量士による境界確定
測量未実施 測量図がないまま取引 事前に測量図を確認し、必要なら新規作成
越境問題 隣接建物や樹木の越境 契約前に現地調査・越境状況の確認

上記のような事例を防ぐためには、契約前に必ず現地確認と測量図の取得、境界標の有無をチェックすることが重要です。

瑕疵担保責任免責後の契約不適合トラブル

「なしなし」売買では、売主が瑕疵担保責任(現行:契約不適合責任)を免責することが一般的です。しかし、契約後に建物の重大な不具合や土地の隠れた欠陥が見つかるケースが多発しています。たとえば、引き渡し後にシロアリ被害や雨漏り、地中の埋設物が発覚しても、売主は原則として責任を負いません。これにより、買主が高額な修繕費や想定外の負担を背負うリスクが高まります。

代表的な契約不適合トラブルの内容は以下の通りです。

不具合内容 発覚タイミング 買主のリスク
シロアリ被害 引き渡し後のリフォーム時 修繕費の全額自己負担
雨漏り 入居後の初めての大雨時 追加工事・資金負担
地中埋設物 建て替え時の掘削工事中 予期せぬ撤去費用

これらのリスクを軽減するためには、契約前のインスペクション(建物調査)や専門家による現地調査が有効です。

流れ(取引キャンセル)回避のための重要事項確認

トラブルを未然に防ぐためには、契約前に重要事項説明書の内容を細かく確認することが不可欠です。特に「なしなし」取引では、売主が開示する情報が限定的なため、買主自身が積極的に確認すべきポイントが増えます。

重要事項説明のチェックポイント

  1. 境界や測量に関する記載の有無
  2. 現況有姿での引き渡し条件の確認
  3. 瑕疵担保責任(契約不適合責任)の免責範囲
  4. 公租公課や管理費などの精算方法
  5. 建物・土地の過去の修繕履歴や事故歴

また、不明点があれば必ず専門家に相談することが重要です。事前の確認を徹底することで、取引後のトラブルやキャンセルリスクを大幅に減らすことができます。

個人間「なしなし」売買の流れと宅建業法の落とし穴

ステップ別取引フロー:媒介契約不要の場合

個人間で「なしなし」売買を行う場合、不動産会社を介さずに売主と買主が直接取引します。主な流れは次の通りです。

  1. 売主と買主が直接物件情報をやり取りし、現地確認や条件交渉を行う
  2. 物件の権利関係や境界、インフラ状況などの確認を双方で実施
  3. 売買価格や支払い方法などの条件を合意
  4. 売買契約書を作成し、必要な特約を明記
  5. 手付金や残代金の授受、登記の手続き
  6. 物件の引渡し

このフローでは、媒介契約が不要なため、仲介手数料が発生しません。一方で、物件や土地の現況確認、権利関係の調査、登記などは買主や売主が自分で進める必要があり、専門性が求められます。特に、測量や境界確認は正確に行わないと後にトラブルの原因となるため注意が必要です。

宅建業該当しない行為の具体例と罰則

「なしなし」売買のような個人間取引であっても、反復継続して他人の物件を売買する場合は宅建業法の規制対象となる可能性があります。宅建業に該当しない主なケースを以下のテーブルで整理します。

ケース 宅建業該当性 注意点
自己所有の物件を単発で売却 該当しない 利益目的でない場合は問題なし
家族・親族間の売買 該当しない 形式的な売買でないことを確認
年に複数回、自分以外の物件を売却 該当する可能性 「反復継続性」が認められると宅建業違反に

宅建業法に違反した場合、無免許営業として罰則が科されることがあります。個人間の単発売買であれば原則該当しませんが、頻繁な取引や第三者の依頼による売買は注意が必要です。

売買契約書作成時の必須条項(現状有姿特約)

なしなし取引では、通常の契約書に加えて「現状有姿特約」の明記が重要です。この特約を盛り込むことで、売主が現況のまま物件を引き渡し、後からの修繕や追加対応を求められるリスクを減らせます。契約書作成時に必ずチェックすべき項目は以下の通りです。

  • 物件の現状(修繕・リフォーム等の有無)
  • 境界や測量の現状
  • 瑕疵担保責任や契約不適合責任の有無と範囲
  • 引渡し時期と支払い条件
  • 付帯設備や残置物の取り扱い

現状有姿特約を正しく記載し、双方が内容を十分に理解・確認することが安全な取引には不可欠です。契約に不慣れな場合は司法書士や専門家に相談し、トラブル回避のための書面作成を心がけましょう。

「なしなし」物件のローン・費用・価格シミュレーション

住宅ローン審査通過のコツとNGパターン

「なしなし」物件の購入では住宅ローン審査が重要なポイントになります。ローン審査に通りやすくするためには、物件情報や所有権、登記内容が明確であることが求められます。特に現況有姿での売買や境界未確定の土地、測量が未了の場合は、金融機関が担保評価を厳しく見積もるため、慎重な準備が必要です。

審査通過のコツ

  • 物件の登記簿謄本や土地測量図を揃える
  • 所有者情報や境界確定の有無を事前確認
  • 修繕や解体が必要な場合は具体的な見積書を用意
  • 頭金を多めに用意し、返済負担率を抑えて申請する
  • 信用情報や収入証明を正確に提出

落ちやすいパターン

  • 境界が不明確、または未測量の土地
  • 建物の劣化が激しく、担保価値が低い物件
  • 売主が責任を免責している場合
  • 収入や勤続年数が基準に満たない

このような注意点を押さえて住宅ローンの申請を進めることが、スムーズな融資承認につながります。

総費用内訳:手数料0円でも隠れコスト

「なしなし」物件では仲介手数料が発生しないケースが多いですが、見落としやすい隠れコストや追加費用が存在します。下記の表で主なコスト項目を整理します。

費用項目 内容 注意点
売買代金 物件そのものの購入価格 価格交渉の余地あり
登記費用 所有権移転・抵当権設定等の登記手数料 司法書士報酬を含む
固定資産税精算金 売主と買主で日割り精算 年度途中の引き渡し時に発生
測量・境界確定費 土地の測量や境界標設置の費用 買主負担となる事が多い
解体・修繕費 古家付きの場合の解体やリフォーム費用 状態次第で数十万~数百万円
火災保険料 住宅ローン利用時は加入が必須 金融機関指定の場合もある
不動産取得税 物件購入時に発生する税金 購入後一定期間で課税通知
ローン関連費用 事務手数料、保証料、印紙代など 金融機関によって異なる

隠れコストを事前に把握し、資金計画に反映させることが失敗しない購入のポイントです。

市場環境の変化と価格変動

市場環境の変化は「なしなし」物件の価格にも大きな影響を与えます。大幅な価格下落が発生した際には、条件の厳しい物件ほど価格調整を余儀なくされる傾向があります。特に管理状態が悪い物件や、条件が流通向きでない土地・建物の場合、価格が下がりやすく、売却までに長期間を要するケースもみられます。

具体的には、過去に高額で取引された土地が、境界未確定・測量未了の状態で買い手がつかず、年月を経て価格が半分以下にまで下がって売却された事例も見受けられます。このような市場動向を踏まえ、現状のまま売却する「なしなし」物件は価格交渉力が問われるため、最新の不動産市況や近隣の取引事例をよく調査し、適正な価格設定を意識することが重要です。

価格の変動リスクを理解し、長期的な視点で費用対効果を見極めることが、後悔しない売買のコツとなります。

関連業界用語解説:あんこ・てんぷら・三大タブーとなしなし

不動産隠語「あんこ」「てんぷら」の実務意味

不動産業界では、独特の隠語が日常的に使われます。特に「あんこ」「てんぷら」は実務現場で頻繁に登場する言葉です。

  • あんこ

    「あんこ」とは、売買物件や賃貸物件において過去に事故や事件があった、いわゆる事故物件を指す隠語です。物件情報を提供する際、業界内で「この物件はあんこが入っている」と表現されることがあります。一般の買主や借主には説明されないケースもあるため、物件選びの際は過去の履歴や告知事項を必ず確認することが重要です。

  • てんぷら

    「てんぷら」は、実際の売買や賃貸契約がないにもかかわらず、契約が成立したように装う行為を指します。目的はノルマ達成や業績の水増しで、業界内では違法行為とされています。物件の成約状況を確認する際は、実際の契約書類や登記情報の提示を求めるのが安全です。

下記の表で主要隠語の意味と注意点を整理します。

用語 意味 注意点
あんこ 事故物件や訳あり物件の隠語 告知事項や履歴の確認が必須
てんぷら 架空契約やノルマ水増しの業界用語 違法行為であり、実際の契約書類を要確認

物件選びや契約時のトラブル回避には、業界用語の理解が役立ちます。

三大タブーとなしなしの共通リスク

不動産業界には「三大タブー」と呼ばれる避けるべき物件条件が存在します。これと「なしなし」取引には共通するリスクがあるため、両者を理解しておくことが重要です。

  • 三大タブー

    事故物件(水害や事件事故歴あり)、日照不良、周辺環境に問題がある物件などが該当します。これらは資産価値が下がりやすく、購入や売却の際にトラブルの原因となりやすい特徴を持ちます。

  • なしなし

    売主が一切の販売活動や修繕、境界確定などを行わず、現況有姿での引き渡しとなる取引形態です。メリットとしては価格が安くなる傾向がありますが、買主には以下のようなリスクがあります。

  • 瑕疵や不具合が発見されても、売主の責任を問えないケースが多い

  • 境界や測量が未確定で、後から問題が発覚する可能性がある

  • 物件の履歴や詳細情報が不十分なことが多い

【主な共通リスク】

  • 資産価値の低下
  • 瑕疵担保責任の回避
  • 正確な物件情報が得られにくい

特に現況有姿での引き渡しや、売主が手間をかけない場合は、買主側が事前にしっかりと調査・確認を行うことが不可欠です。

青田売り・上物との違い

「なしなし」は他の取引形態である「青田売り」や「上物付き売買」とも明確に異なります。違いを理解することで、物件購入時の判断材料となります。

  • 青田売り

    完成前の新築マンションや戸建てなど、建物がまだ建築中の段階で契約する取引です。建物の完成保証や販売会社のサポートが付き、瑕疵担保責任も明確です。

  • 上物付き売買

    すでに建物が建っている土地をそのまま販売する形態です。物件の現状を確認しやすく、必要に応じてリフォームや解体も検討できます。

  • なしなし

    売主が積極的な販売活動や修繕を行わないため、買主が現況そのままで購入することになります。手数料や費用を抑えられる反面、リスクも高まります。

下記の比較表でそれぞれの違いを確認してください。

取引形態 特徴 買主の注意点
青田売り 完成前に契約、保証やサポートあり 完成時の状況を事前確認
上物付き売買 現存建物あり、現状確認が容易 建物状態やリフォーム費用把握
なしなし 売主が販売活動・修繕・説明を行わない 瑕疵や境界・履歴を要確認

物件選びの際は、それぞれの取引形態の特徴とリスクを把握し、十分な確認と調査を行うことが重要です。

「なしなし」売買成功のためのチェックリストと専門家活用

契約前必須確認10項目リスト

「なしなし」売買は、売主が積極的な販売活動を行わないため、買主が安心して取引できるよう十分な事前確認が不可欠です。トラブル防止やリスク低減のために、以下の10項目は必ずチェックしましょう。

確認項目 内容 チェックポイント
1. 権利関係 所有者・登記状況 登記簿謄本で確認
2. 境界・測量 境界標・測量図 隣地所有者との合意
3. 現況有姿 建物・土地の状態 瑕疵・損傷箇所の有無
4. インフラ状況 水道・ガス・電気 使用可能か現地確認
5. 費用負担 測量・登記・税金 どちらが負担するか明記
6. 住宅ローン可否 融資条件 金融機関事前相談
7. 契約内容 売買条件・引渡し時期 契約書で明文化
8. 重要事項説明 宅建士の説明 買主が納得するまで質問
9. 瑕疵担保責任 免責・期間 契約書で確認
10. 必要書類 登記・納税証明 売主・買主で準備

このリストを活用し、物件の現状や法的リスクを見落とさないように進めることが重要です。

司法書士・弁護士の介入タイミング

「なしなし」取引は手続きが複雑化しやすいため、専門家のサポートが安心・安全な取引の鍵となります。特に次のような場面では、司法書士や弁護士への相談をおすすめします。

  • 登記名義や所有者が複数いる場合
  • 相続が絡む土地や建物の売買
  • 境界未確定や測量トラブルが発生したとき
  • 売買契約内容に不明点や不安があるとき
  • 売主・買主間の条件調整が難航した場合
  • 契約不適合責任や瑕疵担保の免責条項を明確にしたいとき

専門家は、事前の法的リスク判断から契約書作成、登記手続きまで幅広くサポートしてくれます。早めの相談が安心な不動産取引につながります。

無料相談活用事例

実際に「なしなし」売買で無料相談サービスを利用したケースでは、以下のようなメリットが得られています。

  • 不明点の早期解消

    司法書士による登記や必要書類の確認で、所有権移転や相続時のトラブルを未然に防止。

  • 契約内容の見直し

    弁護士の助言で、売主・買主双方が納得する契約内容に修正。特に瑕疵担保責任や費用負担の明確化に役立ちました。

  • 利用方法

    司法書士会や弁護士会などでは、電話やWebフォームから無料相談を受け付けています。事前に物件資料や登記簿を用意し、具体的な質問をまとめておくとスムーズです。


無料相談を上手に活用することで、安心して「なしなし」取引を進めることが可能です。専門家の豊富な知識を最大限に活かし、トラブルのない不動産売買を目指しましょう。

「なしなし」物件実例集:成功失敗談と市場分析

実際のナシナシ物件再生成功ケース - 成功した事例を挙げてポイントを分析

ナシナシ物件と呼ばれる、不動産売買において売主が修繕やクリーニング、境界明示、測量などの対応を一切行わない物件が注目されています。成功事例として多いのは、築古の住宅や空き家を低価格で購入し、リノベーションや再建築を行うパターンです。

例えば、中古戸建て物件を「現況有姿」のままナシナシで購入し、買主自らリフォームを実施。相場よりも安く購入できたことで、改修後の賃貸運用や転売で利益を得られたケースがあります。下記のポイントが成功のカギとなります。

  • 購入前の徹底した現地調査と建物・土地の状態確認
  • 修繕費用や追加コストの見積もりを事前に算出
  • 司法書士や建築士などの専門家へ相談し、法的リスクや瑕疵を明確化

これらの対応により、余計なトラブル発生を防ぎ、資産価値を最大限に高めることが可能です。

成功ポイント 内容
価格 市場価格より大幅に抑えられる
査定・調査 境界や建物状況を専門家と確認
買主の主体性 自分でリフォーム・用途を柔軟に決定
売主の対応 責任範囲が明確、トラブル回避がしやすい

失敗談:建替え不可・管理組合問題 - 失敗したケースや注意が必要な事例を詳細に解説

ナシナシ物件にはリスクも存在します。失敗例として多いのは、建替え不可の土地やマンションの管理組合に問題があるケースです。例えば、再建築不可物件をナシナシ条件で購入した結果、用途が著しく制限され、資産価値が下落した事例があります。

また、中古マンションで管理費や修繕積立金の未納があった場合、購入後に追加負担が発生し、想定外の出費につながるケースも見受けられます。こうした点には十分な注意が必要です。

  • 都市計画法や建築基準法による再建築の可否を事前に確認しておくこと
  • 管理組合の運営状況や未納金、将来の大規模修繕計画をしっかり調査すること
  • 隠れた瑕疵や境界問題がないか、専門家に相談しながら確認すること
失敗事例 注意点
再建築不可 用途制限・資産価値低下のリスク
管理組合トラブル 未納金・将来の修繕費用負担の可能性
境界不明・権利関係 境界確定・所有権確認を怠ると訴訟リスク

十分な事前調査と専門家への相談がないまま契約を進めてしまうと、購入後にトラブルや損失が生じる可能性が高まります。検討段階から慎重に対応し、リスクを最小限に抑えるための行動が不可欠です。

市場動向と今後のナシナシ取引の展望

近年の不動産市場では、空き家や相続物件の増加などを背景に、ナシナシ取引が拡大しています。とくに低価格帯の物件において、売主の負担軽減や早期売却を目的としたナシナシ案件が目立つようになっています。

今後も以下のような傾向が強まると考えられます。

  • 買主側の情報収集力や調査力の重要性が一層高まる
  • 専門家(司法書士・建築士など)への依頼が一般的になる
  • 再建築不可や管理組合問題といったリスクをクリアした物件の人気上昇
  • オンラインを活用した物件調査や契約のデジタル化が進む

ナシナシ物件の購入は、リスクを正確に理解し、専門家と連携しながら進めることで、新たな資産形成や投資のチャンスとなり得ます。リスクとメリットをしっかりと比較検討し、自分に最適な判断を心掛けましょう。

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